2016年5月の記事一覧
【ダンス部】学校総体
一概にダンス部と言っても、「ダンス」という語の包括する概念は非常に幅広く、各校・各県で扱いが様々だというのが実情です。
モダン、ジャズなどの表現や芸術性の高さを追求し作品を品評するものから、チア・ソングリーディング、バトンといったスポーツ競技として考えられるものまで、身体で表現するものは全て「ダンス」ということのようです。
そのような経緯から、ダンス部が高文連に所属するのか、高体連に所属するのかは各県でまちまちであるようです。
このような状況の中で、昨今の主流は、なんといっても一般的にストリートダンスと呼称されるヒップホップカルチャーの生み出したダンスです。
所謂「現代的なリズムのダンス」は、今後もこれまで以上に普及・発展を続けていくことが予想されます。
本校でも、このストリートダンスを主としてダンス部は活動しております。
さて、本県においてダンス部は運動部に位置づけられます。
したがって、本校ダンス部も高体連におけるダンス専門部に統括されます。
先日、学校総合体育大会に関連する県内のダンス部の一大イベントがありましたのでお知らせ致します。
「平成28年度学校総合体育大会 第20回埼玉県高等学校ダンス発表会・第17回ダンスコンクール 兼 第29回全日本高校・大学ダンスフェスティバル県予選会」
5月4日、さいたま市文化センターにて行われました。
これまで対外的な活動が多くなかったからか、慣れない様子で南浦和駅から向かう部員たちの姿が見受けられました。
強風の影響で交通機関のダイヤに乱れがあったにも関わらず、指定した集合時間には全員が集合することができたことは、当たり前のことですが評価したいと思います。
この日は、ダンス部における学校総体という位置づけで、例年通りですが、創作的な作品を競うコンクールと、各校が主にストリートダンスで自由に作品を発表する発表会の2部門が併設される形で開催されました。
本校はダンス専門部の活動に参加したのが今年度からということもあり、発表には参加はできず、やむを得ず見学という形でしたが、実りの多い経験となったように思います。
コンクール部門では、本校の部員は今まで触れたこともないようなモダンダンスの表現力や表現方法に圧倒されていたようでした。
一方で、この参加発表部門自体には評価はつけられないものの、各種コンテストの上位常連校も例外なくネタ見せの場となるとあって、非常にレベルの高い作品が乱立するのが埼玉県のダンス発表会です。
部員たちは今後挑戦する大会に向けて、強豪校の作品としての完成度の高さや個々人の技術の熟達の度合いに、大いに刺激を受けていたようでした。
先日のオーディションを経て、ダンススタジアムに参加するチームのメンバーが決定しました。
百聞は一見にしかずとはよく言ったものです。
自分の目と、耳と、肌で、今後の大会で競う相手をひしひしと実感したことでしょう。今後は、決意を新たに、大会に向けた作品作りに取り組んで参ります。
今回の経験が、自分たちの目指している目標に少しでも近づくための一歩となったことを信じております。
ダンス部顧問 梶田