日誌

2019年7月の記事一覧

花丸 【華道部】夏本番

蝉の鳴き声が力強く感じられる今日、関東地方の梅雨明けが発表されました。

華道部は8月2日に行われる関東地区・学生いけばな競技会に、2年生6名が参加します。これは小原流学校連盟登録校に所属する学生が一堂に会し、指定された花器・花材で自由に活け、日ごろの取り組みを競い合うものです。
今日は当日に向けて事前練習をしました。花材はグラジオラス、トルコ桔梗、レザーファンです。1作品目はグラジオラスの葉を束にして花器に沿わせ、その流れの延長になる位置にレザーファンを器の下から見せる。葉の流れにトルコ桔梗のつぼみを添える。
  

2作品目はレザーファンの葉を同じ向きで重ねるように花器に沿わせ、その流れの先端からつながる位置にグラジオラスの葉を花器の下から見せる。レザーファンの葉から見え隠れする位置に、トルコ桔梗を添える。


どちらの作品も剣山は使わず。葉の扱いが難しい。生徒たちは型通りに活けるのとは違って、自分で考えながら活けることに苦戦していました。不安はあるようですが、楽しんで活けることを目標に。また他校の生徒から刺激を吸収する良い機会となるように、準備をして臨みます。

花丸 【華道部】梅雨空

青空が顔を覗かないかと、待ち遠しい気持ちで天気予報を確認する一カ月。学校は期末考査を終えて、学期末の行事が続いています。
今日のお稽古は、リアトリス・バラ・鳴子百合の3種を使って傾斜型を活けました。主枝を70度傾斜する感覚がつかめず、ぐーっと手前に倒すことが大変でした。でも、主枝を傾斜させることで奥行きのある空間が作れて、それぞれの花材が引き立ちます。




今日は難しい花型でしたが、山田先生が主枝・副枝・客枝の挿し入れ方にストーリー性を持たせて説明してくれたおかげで、生徒たちは楽しんで活けることができました。