校長室より

2019年5月の記事一覧

全校集会講話

 昨日の全校集会では、以下の話をしました。

 校長室だよりでも紹介しましたが、今年度本校は東京2020オリンピック・パラリンピック教育推進校に指定されました。このことを踏まえ、オリンピック・パラリンピックに関連する出来事などを多くの機会に紹介したいと思います。その一環として、秋にはプロランナーに転向した川内優輝選手を招いた講演会も予定しています。
 ぜひ皆さんには、オリンピック・パラリンピックに関する理解を深めてほしいと考えています。 

 さて、今日は1964年東京オリンピックに関連する話をしたいと思います。 
 オリンピックはスポーツの祭典であると同時に、平和の祭典でもあり、オリンピックには「平和でよりよい世界の実現に貢献する」という基本理念があります。前回の東京オリンピックは、ソビエト連邦を中心とする東側諸国とアメリカを中心とする西側諸国との東西冷戦が激化している中での開催でした。
 そのような時代背景にあっても、各国選手団が一堂に会した開会式で、雲一つない青空にブルーインパルスが五輪を描き、国立競技場から鳩が飛び立つシーンなどは、平和の祭典を象徴するものでありました。前回の東京オリンピックを特集するTV番組が放映された際は、皆さんにもぜひ見てほしいと思います。

 1964年、日本がオリンピック開催に沸き立っていた頃、ニューヨークでは万国博覧会が開催され、ユニセフが出展したパビリオンが注目を集めました。「戦争のない平和な世界を」という願いが込められたパビリオンには、1,000万人を超える観客が押し寄せたそうです。
 そのパビリオンで流された歌は、後に各国の訳され、世界で最も演奏される曲になりました。皆さんが必ず知っている曲で、つい最近も耳にして一緒に口ずさんだ人もいるかもしれません。
 その曲名は、「小さな世界(It´s  a small world)」で、ユニセフから依頼を受けたウォルト・ディズニーが「平和な世界とは、子どもの世界ではないか」と考え、シャーマン兄弟に作らせました。平和を願って作られた曲は、半世紀を経ても世界中の人々から愛され続けています。
 オリンピックや万国博覧会は「平和や世界の人々がよりよく生きていく社会の実現」という理念が根底にあります。

 来年、日本でオリンピック・パラリンピックが開催されることを契機に、私たちはスポーツへの興味・関心に留まらず、改めて平和について考えていくことが大事ではないでしょうか。