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☆特別企画・受験生へのエール21(Final)☆杉戸高等学校長からのメッセージ

2月26日(水)実施の埼玉県の公立高校入試までのこりわずか。

2月中は特別企画として、【杉戸高校からの受験生へのエール】を掲載してきました。

本日は最終回。

埼玉県立杉戸高等学校・松本剛明校長からのメッセージです。

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中3生へのアドバイス 埼玉県立杉戸高等学校長 松本剛明

  志願先変更も終了し、いよいよ来週は学力検査ですね。不安な気持ちは皆一緒です。これまで頑張ってきた自分自身のことを信じ、ベストコンディションで当日を迎えられるようにしましょう。

 50年近く前の話ですが、私の受検番号は96でした。確か窓際の前から3番目ぐらいの席で、前後には同じ中学校の友達が並んで座っていました。

 1時間目の国語は、順調に解答できました。作文の題は、「カレンダー」だったように記憶しています。2時間目の数学、最初の計算問題を解答し終えると、あとは解ける問題が見当たらない・・・北辰テストではそんな体験をしたことがなかったので、非常に焦りました。あちこち白紙のまま、本当にあっという間に終了のチャイムが鳴ってしまいました。

 その後の社会と理科、当時の試験時間は40分だったのですが、数学のショックを引きずりつつも、確実に取り組みました。一番得意だった最後の英語は、初めから満点を狙っていたのですが、たぶん1問ケアレスミスをしたはずです。

 発表の日まではずっと、「自分だけ不合格だから、一人で私立に行くしかないな」という思いでした。受検番号のとおり本当に苦しんだ一日でしたが、今風の言い方をすれば、ミラクルが起こりました。

 今年から掲示による発表がなくなり、校内で歓声を聞くことはできなくなりましたが、本校へのパスポートを手に入れた皆さんの笑顔を心待ちにしています。