2025年 球春到来
「雪に耐えて梅花麗し」
みなさん、こんにちは。硬式野球部です。
只今、硬式野球部は、昨シーズンに得た学びを大切にしながら、来夏に向け、厳しい冬を乗り越えているところです。
ミーティングを通して共通意識を持ち、高めながら、個々人のスキルアップ、チーム力向上に考えながら挑戦しています。スキルアップのために、ガムシャラに取り組むだけではなく、一つ一つの練習に意味を持ち、高校野球を通して得られる価値を見出しながら、活動に取り組んでいます。
昨夏は、少ない人数でも自分のできることを全うし、勝利を挙げ、念願の校歌を歌うことができました。
また、来夏、あの舞台で躍動し、杉戸高校に関わるすべての人たちと、あの喜びを分かち合いたい。あの景色を再び見たい。その思いを胸に、日々精進していきます。
受検生の皆さん、長く険しい受検勉強も残り一週間、クライマックスを迎えています。まさに、9回の攻防です。野球は、「9回2アウトから!」厳しい局面もあるかと思いますが、最後の最後までがんばってください。
私たち硬式野球部も受検生のみなさんが気持ちよく高校野球のスタートを切れるように、杉戸高校で生活するみなさんに元気と勇気、感動を与えられようにチームを整えていきます。受検当日、ベストパフォーマンスを発揮できるように、体調面には十分気をつけてください。共に進もう。そして、共に闘おう!
「雪に耐えて梅花麗し」
「梅の花は、冬の雪や厳しい寒さを耐え忍ぶからこそ、初春に美しい花を咲かせ、かぐわしい香りを発する。」ということから、人間も多くの苦難や困難を経験し、乗り越えてこそ、大きなことを成し遂げられるという意味をもつ言葉です。西郷隆盛の言葉で、日本プロ野球・アメリカメジャーリーグで活躍した黒田博樹さんが座右の銘としています。
そして、この詩は、こう続きます。「雪に耐えて梅花麗し 霜を経て楓葉丹し」
「楓の葉は、厳しい霜にさらされるからこそ、晩秋に美しく真っ赤に染まり、紅葉することができる。」
つまり、どんなことでも、大成するためには苦難や困難、試練はつきもので、それらを乗り越えるからこそ大きく見事な成長が待っているということです。
この言葉を受検生に送りつつ、杉高野球部員は胸に刻みながら、前進していきます。
受検を乗り越え、春に吉報が届きますように。そして、夏に、大輪の花を咲かせることができるように。今できることにベストを尽くし、全員で乗り越えよう。(監督 大塚)