校長室より

校長室より

3学期始業式講話

 昨日、放送による始業式を行いました。始業式では以下の話をしました。

 新年を迎え、この一年が生徒の皆さんにとって充実した良い年となることを願っています。また、一般受験を目指す3年生の皆さんにとっては最後の頑張りどころです。受験日まで努力を継続し、その努力が花開くことを信じています。 

 さて、今年はいよいよ東京2020オリンピック、パラリンピックが開催します。世界中のトップアスリートとともに、オリンピック、パラリンピック観戦のために各国から多くの人の来日が見込まれています。大会期間中は、東京だけでなく、サッカーやバスケットボールなど4つの競技が開催される本県も、国際色豊かな都市へと変貌するのではないでしょうか。 

 ところで昨年のラグビーワールドカップでもそうでしたが、なぜ競技スポーツは国や地域を問わず世界中の人々を熱中させるのでしょうか。様々な理由がある中で、私は次のことも大きな理由としてあげられるのではないかと考えています。

 競技スポーツは相手に勝つことを大きな目標としています。一方で、相手がいなければ競技することもできません。また、相手のレベルやモチベーション、試合への臨み方によっては、競技そのものの魅力に影響を与えかねません。例えば、オリンピック日本代表チームや選手と県代表レベルの高校生チームや選手が対戦しても、実力差が明らかなため競技としての魅力は薄らいでしまいます。つまり、競技スポーツは相手の存在が何よりも大切だということです。 

 競技スポーツは、自分に勝とうとして全力で挑んでくる、いわば自分とは正反対に位置する相手をリスペクトすることで、多様性を尊重し理解するという人間性をも育てていきます。この相手をリスペクトし、多様性を尊重する姿勢を直に感じ取れるからこそ、人種、性別、信条などが異なる世界中の人々から共感を得る大きな魅力になっているのではないでしょうか。 

 皆さんにも、他者をリスペクトする力を大いに育ててほしいと考えています。そして、自国開催となるオリンピック、パラリンピックからリスペクトする姿勢とともに多くのことを学んでくれるものと期待しています。 

 寒の入りを過ぎ、寒さが厳しくなってきます。健康には十分注意をしつつ、年度のまとめとなる今学期も充実した学校生活を送ってください。